野外露出AVに関する一考察

野外露出AVに期待することは、「『野外で服を脱ぐなんてハズカシイッ』と顔を赤くするお姉さんが見ることができる」点であろう。

しかし、今回私が見た野外露出AVに出ていたお姉さんは、普通に全裸で屋外をうろうろしていた。本当に素で。
カメラマンは色々あおるようなコメントをつけていたが、お姉さんはあくまで普通。ただ全裸なだけ。

この普通っぷりが私にはぜんぜんえっちに感じなかった理由である。これはあくまで私の妄想であるが、野外露出AVに出ることは、ものすごいキレっぷりが必要なのではないだろうか。野外を全裸でうろうろするぐらいでは恥ずかしいと感じないぐらいに。

ここで「野外露出AVに出演するお姉さんでは、野外露出AVの目的は達成できない」という矛盾に思いいたり、一人でにやにやしてしまった。


野外露出AVを見ていて他に気になったことは、カメラマンのおちつきっぷりである。

えらい堂々と電車の中でものすごいこと(内容はご想像にお任せします)をしているのだ。はじめの内は「このカメラマン、肝すわっとんなー」と感心していたが、カメラに写っている一般人(電車の乗客やコンビニの客)の反応を見て気が付いた。この野外露出AVのカメラマンは、肝が据わっているんではなくて、「一般人が自分に対し、絶対に何もしてこないことを確信している」から堂々としているである。

例えば、アナタは電車に乗っているとしよう。「うーん、今日は家帰ったら何して遊ぼう」などとぼんやり考えていて、ふと向かいの席を見たら、そこに座っているお姉さんがおもむろに服を脱ぎしてものすごいことをしだすのである。

このような状況で「わー、目の正月やー」と喜ぶ人は少数派であると思う。普通の人間なら「なにこの姉ちゃん。キモッ!!」と見なかったフリをするだろう。私の見た野外露出AVの一般人もこのような反応をしていた。カメラマンはこういった一般人の反応を知り尽くしているので堂々としていたのだ。

もし私が野外露出AVの撮影現場に出くわしたら、「公共の場でなんてことをするんだ!!」と怒鳴ってやろうと思う。