それはまるで昆虫の生態観察のよう

昨日は弓道部の後輩であるO(特徴:モンチッチに似てる)と呑んだ.


私は弓道部を「弓を引く場所」と認識していた.
ので,ちっとも弓の練習をしない人を見て
「練習せえへんねやったら,なんでこいつら部活なんかやってるんやろ?やめりゃあええのに」
と非常に不思議に思っていた.
練習をしない人はもちろんヘタクソである.ヘタクソは試合に出場できない.
ので,練習をしない人は,出場もしない試合の雑用(応援や荷物持ち,しかもスーツ着用)のため,休日をつぶさないといけないのである.
私の感覚ではそういう休日のすごし方は我慢ならない.私なら部活をやめてだらだらすごす.


しかし,多くの人にとって,弓道部とは「おねーちゃんやおにーちゃんと知り合う場所」であって,「弓を引く場所」ではなかったようだ.
そら試合に出れなくても関係ないわな.練習なんかするヒマないわ.


楽しい人間関係を色々と話してくれた後輩Oは,
「年頃の人間をアレだけ集めたら色々あるのは当たり前ですけどねえ.今思えば『せっまい世界でなにやってたんやろ』と思いますよ.ガハハハ」
と笑っていた.聞いてたら後輩Oの代は『兄弟』ばっかしである.生々しくて面白かった.


仕事に対してもこういう「仕事は生きるための手段.よって,文句いわれない範囲でしか働きませーん」という感覚の人は多いんやろなぁ.
私も中学高校の時は勉強に対して大変消極的なアトリビュートだったので,人のことはいえへんけどな.