イカしたSE、又は笑いの神に愛された男

友人のSE(以下、T氏)の話。
某IT企業に勤めるT氏は、巨大企業の社内システム構築を仕事としていた。
通常、SEの仕事はキツい。T氏の仕事も「あー、今日は暗いうちに帰れたー」というレベルでキツかったそうだ。
仕事のキツさにキレたT氏はそのことに関して上司にグチった。すると、T氏の上司は話がわかる人だったようで、T氏を他の部署へ配置転換してくれた。
転換先部署の仕事は病院のシステム構築。忙しいながらも、まあまあ普通に仕事をしていた。
私はT氏のきっつい仕事の話を聞くのをいつも楽しみにしていたので、T氏が普通の仕事場へ転属になったことを聞いて少し残念に思っていた。

先日、T氏から電話がかかってきた。
「俺が作業している病院がS○○S対応病院になった。しかも作業場が伝染病棟のど真ん中にあるねん。」

誰もここまで体を張ったギャグをしてくれとは言っていない。彼は笑いの神の寵愛を受けていると確信した。
(注:その笑いの神は、欽ちゃん系の笑いの神ではない。大川興業とか根本敬とかそっち系の笑いの神である)